2020年4月26日は、チェルノブイリ原発事故から34年目でした。上村 朋です。
向かってくるものに対して、強力な防護方法(盾)を知らないと、身に着けていないと、怖い。それによって社会全体が緊張を強いられます。自分だけは上手に切り抜けられると盲信して行動する人がでてきて、それも社会の緊張を増します。
新型コロナウイルスに対して、日本列島にいる人たちが今そのような状況です。
盾になるワクチンは開発中であり、医療用防護服などや接触防護システムが現場に行き渡らず、研究者・従事者・その協力者のノウハウ・勇気に頼っているのは、情けないです。
相手は変異を活発にしているそうで、それを止める手立てが今ありません。鉾がありません。
かくれんぼなら鬼がタッチできなくなる呪文や安全エリア(という盾)があります。さらに鬼の行動を制限するルール変更が可能という鉾があります。
原発については、稼動していようとしていまいと(日本列島では)大地震が原発を襲う恐れがあります。大地震にも盾がありません。原発を攻撃目標の1つに想定しているグループもないということはありません。
強力な盾は原発廃止であり、水や土などから完璧に放射能を除染するシステムです。
しかし廃止するにも何十年もかかり、終了するまでは稼動している場合と同じであり、原発廃止が強力な盾といえるかどうか。
原子核エネルギーに替わる安全で経済的なエネルギーが鉾と言えるでしょう。
御覧いただきありがとうございます。(2020/5/4 上村 朋)